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ここだけの話

■禁断の酒「アブサン」解禁
■やってみなはれ
■DJANGOA ジャンゴアリキュールの紹介
■カシスの濃密なる深き味わい
■新感覚フランス版プレミアム梅酒
■山崎梅酒セミナー


禁断の酒「アブサン」解禁

ピカソら多くの芸術家が愛飲し 飲むと幻覚作用を伴う「禁断の酒」として
約1世紀もの間 発祥地のスイスで製造や販売が禁止されてきた蒸留酒
「アブサン」が解禁された
毒性や幻覚作用は科学的な根拠がないとして スイス議会が1908年に制定された
禁止法を廃止したのを受け 政府が今月1日 成分についてガイドラインを設定し 
ゴーサインを出した
アブサンは、18世紀にフランス人医師がスイスで医薬品として製造 
ニガヨモギを主体に 多くの薬草や香草で風味を加えたアルコール度数60-
75度の強いリキュールで 色から「緑の妖精」とも呼ばれる
                                【ブリュッセル9日共同】

アブサンの代用品としてビター系リキュール ペルノ リカール アブサントなどは有名
特にリカールは世界的に人気があり ジムビーム(バーボンウイスキー)や
ゴードンジンの消費を上回る
ピーター メイルの南仏エッセイ「プロヴァンスの12ヶ月」でちょっと話題にはなったが
パスティスブームを起こすまではなかった 
パスティスの語源はアブサンに「似せて造る」(ス パスティゼ)からきている

水を加えると白濁色に変わる これを聞くと思い出す方も多いのでは
アルコールに溶け込んでいた油脂成分が水に溶けにくく膜をつくって
乱反射するためにこう見える

白くなるからといってホワイトデーの贈り物にするのは避けた方が良いのでは


やってみなはれ

1899年の創業サントリーのポリシー
一般の見学はありませんが大阪天保山のサントリー工場
そこではウイスキーの瓶詰めや数々のリキュールが作られています
その中でもJAPONE MACCHA(抹茶のリキュール)などは

JAPONE MACCHA(抹茶のリキュール)
京都宇治で摘まれた良質の抹茶と玉露を贅沢に浸けこんだ原酒をベースにした
和風リキュール ほろ苦いコクとほんのりした甘みがベストバランス
濃緑の色合いに豊かに広がる独特の香りが新茶の季節を思わせる味わいです
品質も良く日本のリキュールとして世界に出荷されています

店の仕事が終わると毎日1杯だけお酒を楽しみます
カウンターに一人で座って
先日抹茶のリキュールに少量のウォッカを加えてみました
味わいの変化がおもしろく ウイスキー・焼酎・梅酒などを加えたものも作り
珍しく飲み比べをやりました ほろ酔いになって朝のラッシュの中帰りました

ご自宅でお楽しみになられる時にやってみなはれ
ストレートのウイスキーにちょっとの水 こういう事でも良いと思います
試された中で美味しい物がありましたら教えて下さい

そろそろ昨年漬けた梅酒が出来上がりそうです


DJANGOA ジャンゴアリキュールの紹介

チョコレート健康法
★カカオ・ポリフェノール効能
がんや動脈硬化などさまざまな病気の原因といわれる活性酸素 その働きをおさえると注目されているのがポリフェノールです
赤ワインにも多く含まれていますがチョコレートにはそれよりもはるかに多量に含まれている
・動脈硬化を防ぐ
カカオ・ポリフェノールは 動脈の繊維にコレステロールがたまったり LDL-コレステロールが酸化を受けて
動脈硬化が進むのを防ぐことが ラットや人によって確かめられています
・がん予防に期待
がんの発生メカニズムにはまだ不明なところが多々残されていますが まず変異原物質が細胞のDNAに突然変異を起こし
次いで促進物質がかん化した細胞を活性化することによってがんが発生すると考えられている しかし 試験管内に
変異原物質と同時にカカオ・ポリフェノールを加えたところ 細胞DNAの突然変異が抑制されることが確かめられました
・ストレスに打ち勝つ
身体的にストレス状態にあるラットにカカオ・ポリフェノールを与えたところ ストレスにうまく適応することがわかりました
また心理的ストレスにたいしても抵抗力が強まることが確かめられました
・アレルギーやリウマチにも効果
アトピーや花粉症などのアレルギーは現代病のひとつとして大きな問題になっていますが
マウスにカカオ・ポリフェノールを与えたところ アレルギーの原因となる活性酸素の過剰な働きが著しくおさえられた
さらにチョコレートを人に食べてもらったところ おなじ効果がみられました

★ココアは病原菌をおさえ傷の治癒にも効果的
ココアは胃かいようや胃がんとの関連が深いピロリ菌や重い食中毒で知られる病原性大腸菌O-157が増えるのをおさえるなど 細菌の感染に効果があるほか 毎日ココアを飲んでいる重症患者さんには傷の治りが早くなることが確かめられています
・チョコレートでは太らない
チョコレートは太る! こんなよくある誤解に挑んだ実験があります 標準飼料育ちのラットと 飼料の20%をチョコレートで
おきかえたラットを比べた場合 カロリーがおなじなら体重の差はなく 肥満もみられませんでした 「何が」太るかの原因
探しより「どれだけどう」食べたかのほうが大切なことが確かめられたわけです
・チョコレートの香りが精神活動を高める
チョコレートの香りが集中力や注意力 記憶力を上げることが人の脳波や学習実験から 確かめられましたが さらに
チョコレートを食べたほうが 陸上競技の「ヨーイ~ドン」からスタートの反応時間が短くなることが分かりました
・チョコレートはミネラル豊富
チョコレートはカルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラル類を豊富に含む栄養バランスのとれた食品です
とくに注目したいのはカルシウムとマグネシウムのバランスがよいことです
一般にマグネシウム不足は心臓病の危険を増すことが知られています      (日本チョコレート・ココア協会資料を抜粋)

DJANGOA ジャンゴアリキュールの紹介
2005年4月 ペルノ・リカール社からアニスとチョコレートのリキュールが発売
スターアニスは中国では八角 漢方薬としても利用されるスターアニスには 胃弱や風邪にも効能がある
私はロックにして少量のペルノを加えて飲むことをお勧めします


カシスの濃密なる深き味わい

リキュールの市場は年々少しずつ伸びている 国内では年間126万ケース
そのうちルジェ・ラグート社は37万ケース カシスリキュールだけを見ると62%を占めている
ルジェ・ラグート社からクリスチャン・アルボイ氏(代表)とフランク・オタール氏(輸出マーケティング部長)が来日

1836年フランスのディジョンでリキュール工場を設立
ディジョンはパリから TGVで1時間40分
かつて大きな勢力を誇っていたブルゴーニュ公国の首都として栄えた古い歴史のある街
創始者オーギュスト・デニス・ラグートが1841年に世界で初めて近代的な手法で製造を開始
創業後160年以上過ぎた今も 伝統的な製法を守り抜いている

カシスは北半球原産で18世紀頃 スカンジナビアからフランスに広がった
朝食・食事のソース・デザート・ジュースと幅広く使われている
フランスでは22種類の品種があり ルジェ社はリキュールに適した
ノアール・ド・ブルゴーニュ(Noir de Bourgogne)種25%とブラックドーン(Blackdown)種75%だけを使用
ルジェ社では収穫後30%をすぐにオーク樽でニュートラルスピリッツ(96°を加水して65°に下げたもの)に浸漬する
最低8週間以上 残りの70%は冷凍保存 年中受注に合わせて新鮮なカシスリキュールをつくるために
ノアール・ド・ブルゴーニュ種の自重だけではじめに取れるノンプレスジュース(エキストラバージンジュース)は
ダブルカシスと言う製品にのみ使われる 樽に残ったカシスはプレス機に プレスジュースが出来上がる
→ノンフィルタレーション(無ろ過)→ブレンド→フランス産の良質な砂糖を加える→瓶詰(HACCP・IFSを取得)
1Lあたり450gのカシスと500gの砂糖が使用されている

カシスリキュールの作り方は3通り ルジェ社のスタイルを・Authenticという最高の品質をつくり出す
・Accelerated 機械による短期間浸漬(5週間)→ろ過処理→瓶詰 収穫時にまとめて行う
・ECONOMICAL 浸漬なし→着色料・香料を加える→瓶詰
ルジェ社は年間900万本以上75万ケース(カシスは50万ケース)売上高2600万ユーロ以上
世界40カ国以上へ輸出している 世界が認めた味は伝統的な製法を守り抜いているの証
キールというカシスと白ワインのカクテルがある
ディジョン名物市長 キャノン・フェリクス・キール氏が振る舞ったカクテルでキールと名前が付いてるが
ルーツはルジェカシスにあり 現在キールの商標はルジェ・ラグート社が持っている

クリスチャン・アルボイ氏にこっそり教えて頂いた本場のキールや
カシスソーダを楽しみにBar 織田にお越し下さい


新感覚フランス版プレミアム梅酒

ウメシュ ド フランス プルシア(UMESHU DE FRANCE PRUCIA)
伝統あるフランスのコニャックメーカー ルイ・ロワイエ社の
リキュール部門ジュール・ブレマン社とサントリーが梅酒を共同開発

フランスならではの原料 製法でつくった新しい梅酒
南フランスの太陽の光を浴びて育った「Golden Japan」と呼ばれる
生食用のプラムを使用
ぶどう果実を原料とした蒸溜酒グレープスピリッツに漬けました
仕上げはブランデーの貯蔵に使用したリムーザンオークの樽で貯蔵
フルーティさに加え樽由来の香ばしさとほのかな余韻を
お楽しみいただけます

オン・ザ・ロックスやソーダ割がお薦めです
新感覚のフランス生まれの梅酒をどうぞお試しください


山崎梅酒セミナー

「梅は岡本 桜は吉野 みかん紀の国 栗丹波」
2016年5月24日 堂島ホテル
講師はサントリースピリッ株式会社 商品開発研究部専任課長
久保田 素生氏 1984年入社以降 山崎蒸溜所の改修 生産部
ブレンダー室 フランスでの3年間 ブランデーの主席ブレンダー
2006年から大阪工場でブランデー・リキュールの商品開発に従事

梅酒の歴史
1697年 江戸時代 本朝食鑑に初めて登場 薬用酒として飲まれる
1960年代 第1次ブーム 1962年酒税法で家庭での果実酒づくりが解禁
家庭での梅酒づくりが広がり本格化していく
1980年代 第2次ブーム チョーヤ時代と言っても過言ではない
家庭向け梅酒展開を開始 拡販
1990年代 第3次ブーム 家庭向け梅酒が浸透していく
紙パック梅酒販売開始 1992年100万ケースが1997年200万ケースへ
2005年~ 第4次ブーム 多様化の時代 新しいコンセプトの梅酒販売
 
サントリーの歴史は大阪工場から始まる
1926年アルコールの蒸溜を開始 現在はリキュール・スピリッツの
製造設備統合され様々な商品を送り出している
山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽熟成梅酒もその1つ
こだわりは3つ
①材料は厳選した国産梅100% 和歌山県産紀州南高梅(白梅)と奈良県産
 土地柄を活かして 朝摘み取った梅がその日の内に処理され浸漬
②山崎蒸溜所貯蔵の古樽(30年以上使用した樽)を30~40分 内面を
 焼くのではオーブントースターのようなかたちで加熱させる
 タンクで数ヶ月から1年熟成させた梅酒を焙煎樽に移し10ヶ月ほど熟成
③梅酒が入っていた焙煎樽にグレーンウイスキーを熟成させる
 ②と③をブレンドすることで 長くやわらかい贅沢な余韻を持ち合わせた
 焙煎樽熟成梅酒が出来上がる
是非 ストレートかロックでゆっくり味わってください

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