ニッカ 仙台宮城峡蒸留所を初訪問

3月11日 日本バーテンダー協会関西地区本部 技術研究部主催の
ニッカウヰスキー仙台工場 宮城峡蒸留所研修に参加させて頂きました
日本の蒸留所で宮城峡には唯一行ったことが無く 子供の頃の遠足気分でした
宮城峡蒸留所はニッカウヰスキーの北海道余市に続く二番目の蒸留所で1969年に建設
仙台市内から山形方面にバスは40分ほどの山間に走る
広瀬川と新川川(ニッカワガワ)の合流地点にあり 適度な寒冷地で
乾燥しすぎないこと また清冽な水に恵まれた場所である
最初 竹鶴政孝氏は東北にいくつかの蒸留所建設地を候補としてまわっていたようですが
この地は無かったのです ある時 山形から移動中どうしてもお手洗いに行きたくなり
車を止め川に降りたところ気に入ってこの場所を選んだそうです
偶然にもその川の名前が新川(ニッカワ) 偶然に偶然が重なって・・・



蒸留所は国道から敷地内を半周して700m入ったところが正面ゲート
これも竹鶴政孝氏の拘り メインストリートは鎌倉山という小さな山を望む
敷地面積54000坪 世界でもここだけが連続式蒸溜機と単式蒸溜機を持っている
連続蒸溜機は兵庫県西宮の工場にあったものを移動
単式蒸溜機 通称ポットスチルは初溜釜4基 再溜釜4基 どれもが余市より大きい
ポットスチル内部には独自の加熱装置があり工夫されていた




樽は50000樽を保有 貯蔵庫内は小さな小窓が開いてあり
ウイスキーの香が充満してるという感じではなく 爽やかな風味に
包まれているようであった 社員用の扉を一カ所一カ所開けながら案内して頂いた
ウイスキーアドバイザーの伊藤三郎氏は建設当初からこの蒸溜所を
支えてきたエキスパート 伊藤さんが講師となって特別セミナーを行ってくれた
余市の原酒2種 宮城峡の原酒2種 カフェグレーン1種の飲みくらべ
個人的には宮城峡のウイスキーの方がファーストインパクトが強く
しかしながらふくよかな味わいで 余韻もしっかりしていてお薦め
続いて5種類を決められた配合でブレンド 6パターン作る
フルーティー原酒2 シェリー原酒1 ピーティ原酒1 ソフト原酒3 カフェグレーン3の
割合でブレンドしたものがお気に入りだった
最後に作ったマイブレンドでは
フルーティー原酒1 シェリー原酒2.5 ピーティ原酒1.5 ソフト原酒4.5 カフェグレーン0.5
これでは原価が高すぎて売り物にはならないが私の自信作となった
今回は素晴らしい研修をさせて頂いた
皆様も機会があれば是非行ってみて下さい
アサヒさん ニッカさん 本当にありがとうございました



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